
電気温水器メーカー4社を徹底比較!特徴やメリット
2022.05.02
電気温水器の購入を検討している方のなかには、どのメーカーの製品を選べばいいのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
メーカーによって製品の特徴やメリットも異なるため、比較したうえで最適なものを選びたいものですよね。
そこで今回は、電気温水器を取り扱うメーカー4社の特徴やメリットを、詳しく解説していきます。
電気温水器のメーカー選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
電気温水器メーカー一覧と特徴
電気温水器を販売するメーカーは数多くありますが、そのなかでも大手メーカーとして、以下の4社が挙げられます。
特徴もそれぞれで異なるので、目的に合わせてメーカーを選ぶとよいでしょう。
メーカー名 |
特徴 |
パナソニック |
・必要以上のお湯を沸かさないシステムを搭載 ・ほかのメーカーよりも沸き上げ時間が短い |
コロナ |
・4つの運転モードによりさまざまなシーンに適応 ・お湯切れの心配がなく安定して利用ができる |
三菱電機 |
・非常時はタンク内の水を生活用水として利用可能 ・耐震性能が高く故障時のサポートも充実 |
長府製作所 |
・スイッチを押すだけで自動的に配管を洗浄 ・耐震性が非常に高く腐食に強いステンレスヒーターを使用 |
上記の表のように、メーカーによって強みが変わってきます。
もともと電気温水器は省エネに優れている製品ですが、パナソニック製はさらに省エネ効率を追求したシステムとなっています。
また、電気温水器の弱点であったお湯切れを克服した製品が、コロナの商品です。
三菱電機と長府製作所の製品は、両方とも耐震性に優れており非常時にもタンク内の水を利用できる点が大きなメリットです。
各メーカーの電気温水器を使うメリット
電気温水器メーカーによって、それぞれ製品メリットが違います。
以下に、メーカー4社の電気温水器を使うときのメリットをまとめました。
パナソニックの電気温水器のメリット
パナソニックの製品は、省エネ効率に特化した仕組みを採用している点が強みです。
たとえば、貯湯タンク内の水をすべてお湯として沸かすのではなく、半分ほどを沸かしたうえで足りない分だけのお湯だけをつくるという「ダブル沸き増し機能」があります。
必要量のお湯だけしか作らないので、高い省エネ効果が見込めるでしょう。
また、毎日のお湯の使用量を自動で学習し、無駄のない最適な湯量だけを沸かすシステムもあるため、お湯切れの心配も少ないです。
関連記事>>パナソニック製のエコキュートが人気の理由を具体的に解説
コロナの電気温水器のメリット
コロナの製品のメリットは、4種類の運転モードを使い分けることで省エネ目的やお湯切れの心配をしたくないときなど、生活に合わせた給湯ができることです。
運転モードは「深夜のみ」「おまかせ」「満タン」「タンク湯増し」があり、簡単に切り替えられるようになっています。
リモコンの操作性にも定評があり、4つの操作ガイドで安心して入浴を楽しめます。
また耐震性にも優れており、貯湯タンクには特殊成型断熱材が使用されているので、タンク内のお湯が冷めにくい点も特長です。
三菱電機の電気温水器のメリット
三菱の製品を使うメリットとして、耐震性の高さや非常時にも活用しやすいといった点が挙げられます。
大きな地震にも耐えられる耐震クラスAの設計が行われており、非常時でも貯湯タンクから水が漏れる可能性は低いでしょう。
災害時には非常用取水栓から貯湯タンク内の水を生活用水として使えるので、いざという時の備えとしても安心できます。
また、大手電機メーカーならではの手厚い保証サポートがついているので、設置後に故障したとしても、すみやかに修理してくれます。
関連記事>>三菱製のエコキュートを使った方の評判やおすすめ製品を紹介
長府製作所の電気温水器のメリット
長府製作所の製品は、お手入れが簡単でありスイッチ1つで配管の洗浄を自動で行ってくれます。
配管に汚れが溜まると雑菌や汚れが浴槽にも出てくる可能性があるので、手間なく清潔に保てる自動洗浄は便利でしょう。
また、三菱電機の製品と同じように耐震性にも優れており、震度7にも耐えられる耐震クラスSで設計されています。
腐食しにくいステンレス製の配管やヒーターを利用しているので、災害に強い製品だと言えます。
停電時にも貯湯タンク内に残っているお湯を温かいまま使えるので、いざというときにも安心です。
電気温水器を使うデメリット
電気温水器は、ガス給湯器と比べて省エネ効率がよい点や寿命が長い点などがメリットとしてあります。
しかし、デメリットも存在するため購入前にはメリットとデメリット両方を知ったうえで検討することが重要です。
主なデメリットは、設置時にかかる費用がガス給湯器よりも高くなることです。
選ぶメーカーやタイプにもよりますが、ガス給湯器の約10倍の費用が必要になります。
また、1日分のお湯を夜間にまとめて沸かすため、製品によっては途中でお湯切れを起こす可能性もあります。
貯湯タンクからお湯を供給する仕組みなので、ガス給湯器よりもシャワーの勢いや水圧が弱くなることも考えられるでしょう。
このようにメリットもあればデメリットもあるので事前によく確認しておくことをおすすめします。
電気温水器を比較するポイント
電気温水器はメーカーによっても強みや特徴が異なりますが、同じメーカーから販売されている製品にも種類があります。
最適なものを選ぶためには、いくつかのポイントを意識して比較することが重要です。
以下に、電気温水器を比較する2つのポイントをまとめました。
ポイント①タンク容量ごとで比較する
電気温水器には、貯湯タンクの容量ごとにさまざまな種類が用意されています。
タンクの容量が少なすぎる場合は途中でお湯切れを起こすことが考えられ、容量が多すぎる場合は無駄なお湯を作ってしまい電気代が高くなる可能性があります。
そのため、家族の人数にあわせて最適なタンクの容量を選びましょう。
以下に、タンクの容量ごとに使用に最適な家族の人数をまとめました。
タンクの容量 |
使用に最適な家族の人数 |
150L |
1人 |
200L |
1~2人 |
300L |
2~3人 |
370L |
3~5人 |
460L |
4~7人 |
上記のように、1人用のタンク容量の製品も販売されているので、単身者でも利用可能です。
3人以上の家族であれば、300L以上の大容量のタイプがおすすめです。
ポイント②タイプで比較する
どのメーカーの電気温水器にも、フルオートタイプ・セミオートタイプ・給湯専用タイプの3種類が販売されています。
フルオートタイプは、ボタンを押すだけでお湯張りから追い炊き、保温などすべての機能を自動で行ってくれるものです。
セミオートタイプはお湯張りだけを自動で行い、追い炊きや保温などのほかの機能は手動で操作するタイプです。
給湯専用タイプは、お湯だけをつくるシンプルな機能のみを搭載しており、お湯張りや足し湯などを手動で行います。
どのタイプにもメリット・デメリットがあり、たとえばフルオートタイプであれば手間がかからない反面電気代が高くなりやすいといったことがあります。
家庭の状況や目的にあわせて、最適なタイプを選ぶとよいでしょう。
【目的別】電気温水器メーカーの選び方
電気温水器は、何を重視するかによって最適なメーカーや製品が変わってきます。
ここからは、目的別に最適なメーカーを紹介していきます。
沸き増しの時間で選ぶ場合
沸き増しの時間は、電気温水器の給湯圧力によって変動します。
給湯圧力が高ければ沸き増し時間が短くなり、お湯を使いたいときにすぐに利用できるでしょう。
多くのメーカーで高圧力の製品が販売されていますが、そのなかでもおすすめのメーカーはパナソニックとコロナの製品です。
パナソニックの製品は積層沸き上げヒーターと呼ばれる独自のシステムにより、短時間での給湯が可能です。
また、コロナの製品はタンク湯増し運転により、タンク内のお湯の量が少ないときにもすぐに沸き増しできます。
ラインナップの多さで選ぶ場合
電気温水器を選ぶのであれば、豊富なラインナップのなかから最適なものを選びたいものですよね。
ラインナップが多いメーカーとして、三菱電機が挙げられます。
三菱電機は家庭や状況にあわせて、30種類以上のラインナップから最適な製品を選べます。
さらに、タンクの容量別でも種類が分かれているので、目的に合わせた製品が見つかるでしょう。
省エネ性能で選ぶ場合
電気温水器の強みである省エネ性能は、メーカー選びで重視したいポイントの1つでもあります。
基本的にどのメーカーの製品も省エネ性能が優れていますが、とくに省エネ性が高いものとしてパナソニックの製品がおすすめです。
パナソニックの製品には、必要以上のお湯を沸かさないシステムが組み込まれているため、無駄な給湯をせずに電気代を抑えられるでしょう。
アフターサービスで選ぶ場合
使っている電気温水器が故障してしまった場合、すぐに修理に駆けつけてくれるメーカーであれば安心できます。
とくにアフターサービスが充実しているメーカーは、三菱電機と長府製作所です。
三菱電機は、大手電機メーカーならではの手厚いアフターサポートを行っています。
また、長府製作所は24時間365日いつでも修理の受付が可能です。
困ったときにもすぐに相談できるので、信頼性も高いでしょう。
電気温水器はメーカーによって製品の特徴が異なる
いかがでしたでしょうか?
電気温水器はさまざまなメーカーから販売されていますが、メーカーによって製品の特徴やメリットなどが違ってきます。
そのため、あらかじめメーカーの特徴を比較したうえで目的に合わせた製品を選ぶことが必要です。
今回紹介した4社のメーカーは、いずれも高性能かつ便利な機能を搭載しているため、使い心地にも満足できるでしょう。
メーカーを選ぶ際は、省エネ性やアフターサポートなど何を重視するかの目的を決めたうえで決めることをおすすめします。
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