電気温水器をDIYで交換・取り付けできるのか

電気温水器をDIYで交換・取り付けできるのか


2022.02.15

電気温水器の交換が必要になったとき、わざわざ業者に連絡して来てもらうのを面倒に感じる方も多いのではないでしょうか。
「できることなら自分で取り付けたい……」とお思いの方もいるかもしれませんね。

本記事では、電気温水器をDIYで交換・取り付けできるのかという疑問にお答えします!
電気温水器は果たしてご自身で設置できるのでしょうか?
ご自身で設置する際に必要になるものを紹介します。

また、電気温水器の設置を依頼する業者の選び方、かかる費用についても併せて紹介しますので、ぜひDIYで行ったときの手間と比較してください。

電気温水器はDIYで設置・取り付けできるか

結論からお伝えすると、電気温水器はDIYで設置できません
素人が電気温水器を交換・取り付けするのは大変難しく、場合によっては命にかかわることも……。
電気温水器がDIYで設置できない理由を詳しく解説します。

電気温水器がDIYで設置・取り付けできない理由

そもそも、電気温水器の設置・取り付けには資格が必要です。
後ほど詳しく説明しますが、主に下記の2つの資格を取得していなければ、電気温水器の取り付けはできません

  • 給水装置工事主任技術者
  • 第二種電気工事士

上記の資格を持っていない場合は、ご自身では電気温水器の設置・取り付けを行わないようにしましょう。
資格が必要な作業のため、高い専門性が求められます。
素人判断で設置してしまうと、大きなトラブルにつながるおそれもあります。

また、電気温水器はその名の通り、電気で動く機器です。
知識が不十分なままで設置作業をすると、漏電して電気温水器が故障したり、最悪の場合、ご自身が感電してしまったりするおそれもあります。
電気トラブルがもとで、火災が発生する可能性もあるため、DIYでの作業は控えましょう。

ちなみに、資格を持っていない方が電気工事を行った場合、電気工事士法に違反しているとみなされ、30万円以下の罰金または1年以下の懲役が科されます。

このように、電気温水器をご自身で取り付けるときには大きなリスクがともないます。
法律違反や人命にかかわるトラブルを避けるためにも、電気温水器の設置・取り付けは資格を持った専門の業者に依頼しましょう。

電気温水器の設置・取り付けに必要な資格

電気温水器の設置・取り付けには、主に下記のような資格が必要です。
業者に工事を依頼するときも、下記の資格を持っているか否かで信頼に足るかを判断できます。

  • 電気温水器の給水・給湯配管の施工者
  • 電気配線の施工者

どのような資格なのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

電気温水器の給水・給湯配管の施工者

電気温水器の給水・給湯配管の工事は、給水装置工事事業者の管理下で行わなければなりません。
国家資格である給水装置工事主任技術者を取得した管理者が在籍していない業者では、給水・給湯配管の工事はできません。

電気配線の施工者

電気温水器の設置・取り付けの際に必要な電気配線工事は、第二種電気工事士か同等以上の資格取得者のみ行えます。

第二種電気工事士は、600V以下で受電する一般住宅などの配線工事に必要な国家資格です。
取得のためには、筆記試験に合格しなければなりません。

無資格者が電気配線工事を見様見真似で行った場合、命の危険がともなうだけでなく、法律違反となり、罰金や懲役が科されます。
電気温水器の設置・取り付けにともなう電気配線工事は専門性の高い作業のため、資格を取得した専門の業者に依頼するのが賢明です。

自分で電気温水器をDIYで設置・取り付けしたいときの方法

家に業者を入れたくないなどの理由で、どうしてもご自身で電気温水器を設置・取り付けしたい方もいるのではないでしょうか。
どうしてもDIYで電気温水器を設置・取り付けしたい場合の対処法をお伝えします。

必要な資格を取る

どうしてもご自身で電気温水器を設置・取り付けしたいのであれば、必要な資格を取得しましょう。
資格を持たずに配管工事や電気配線工事をすると、法律違反となり、罰金や懲役が科されるため、ご注意ください。

電気温水器の設置・取り付けに必要な資格は、主に下記の2つです。

  • 給水装置工事主任技術者
  • 第二種電気工事士

どちらも国家資格で、専門性の高い資格です。
かなりの勉強が必要でしょう。
水道工事の仕事を目指しているのであれば話は別ですが、電気温水器の交換のためだけに資格を取得するのは時間的にも経済的にもおすすめできません。

また、電気温水器の設置・取り付けには、業者が培ってきた経験やノウハウが活かされています。
普段から電気温水器にかかわっている業者に、設置・取り付けを依頼するのがもっとも効率的で安全です。

水道や電気の接続箇所のみを業者に頼む

電気温水器の本体の設置だけであれば、資格なしでも可能といえます。
本体だけを設置して、配管工事や電気配線工事のみを業者に頼む方法です。

しかし、この方法もあまり現実的ではありません。
電気温水器がちゃんと設置できているか分からないリスクのある状態で、水道や電気のみの接続を引き受けてくれる優良業者は少ないでしょう。

電気温水器の交換の際は、本体の搬入・設置から専門業者に任せた方が安心です。
業者としても安全を確認したうえで作業を行えるため、お互いにとってメリットがあります。

少しでも費用を浮かせたいからといって、電気温水器の本体をご自身で設置・取り付けするのは控えましょう。

電気温水器の取り付け・設置業者の選び方

電気温水器をDIYで設置・取り付けする際にともなうさまざまなリスクをお伝えしました。
ご自身で電気温水器を交換せずに、最初から業者に頼みましょう。

しかし、電気温水器の設置・取り付け業者はたくさんあります。
いったいどの業者に依頼すれば良いのでしょうか?

ここからは電気温水器の取り付け・設置業者の選び方について詳しく解説します!

対応スピード

毎日使う電気温水器が故障すると、日常生活に支障が出てしまいます。
お風呂やシャワーに入れないと不潔ですし、洗いものも冷たい水でしなければなりません。
QOLを低下させないためにも、できるだけ早く対応してくれる業者を選ぶことが大切です。

業者の中には24時間365日対応してくれるところもあります。
夜間や早朝にトラブルが起きた場合でも、即日対応してくれる業者がいたらありがたいですよね。

ただし、夜間や早朝に緊急で電気温水器の設置・取り付けを依頼した場合、通常よりも高額な出張費が取られることもあります。
業者の公式ホームページなどで時間帯ごとの出張費を確認し、緊急性と併せて考えてから依頼した方が良いでしょう。

アフターサービスや保証内容

業者に依頼して電気温水器を設置・取り付けしてもらう際は、アフターサービスや保証内容もきちんと確認しておきましょう。

稀ではありますが、交換した電気温水器の初期不良や、設置の際のミスによる不具合が起きる場合があります。
このようなトラブルにもしっかり対応してくるアフターサービスや保証のある業者を選んだ方が安心です。

アフターサービスや保証内容が充実していない業者もありますが、できるだけ依頼は避けた方が良いでしょう。
トラブルが起きた際に対応してくれないだけでなく、新たな業者を探す手間も発生します。

業者の中には、電気温水器の設置後、定期的に無料点検を行ってくれるところもあります。
新しい電気温水器を長持ちさせるためにも、アフターサービスがしっかりしている業者を選びましょう!

関連記事>>電気温水器の修理の費用相場と業者の選び方

 

設置費用

業者に電気温水器の設置・取り付けを依頼する際に、一番きになるのが費用ではないでしょうか。
安ければ安いほど良いとお考えの方もいるかもしれませんが、安さには大きな落とし穴があるため気をつけましょう。

残念ながら、安さばかりを売りにしている業者の中には、設置がずさんだったり、設置後のトラブルに対応してくれなかったりと、悪質なところもあります。
後悔しないためにも、安さだけにとらわれず、信頼できる業者を選びましょう。

電気温水器を長持ちさせるには、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
設置費用が多少高くても、無料点検のアフターフォローがあったり、迅速かつ丁寧に対応してくれたりする業者を選んだ方が良いでしょう。

関連記事>>電気温水器の交換や買い替え費用相場と業者の選び方とは?

 

電気温水器の設置・取り付けは専門業者に依頼しましょう

いかがでしたでしょうか。

電気温水器をご自身で取り付けるのは困難です。資格がないと違法になるだけでなく、人命にかかわるリスクがあります。
絶対に避けましょう。

どうしてもDIYで電気温水器を取り付けたい場合、がんばって資格を取得したり、本体のみを設置して水道や電気工事のみ業者に任せたりといった方法がありますが、どちらも現実的ではありません。

電気温水器の設置・取り付けは、専門業者に依頼して行うのがもっとも安全です。
対応スピードや設置にかかる費用、アフターサービスや保証の内容など、さまざまな点から信頼できる業者を慎重に選んで、依頼しましょう!

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