電気温水器にかかる電気代の目安と節電方法

電気温水器にかかる電気代の目安と節電方法


2022.05.02

お湯を沸かす設備を設置する際に、電気温水器の設置を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
設置にするにあたって、どれくらいの電気代がかかるのか気になるところですよね。

そこで本記事では、電気温水器を使うことでどれくらいの電気代がかかるのかを解説していきます。
電気温水器の設置を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

電気温水器とは

電気温水器とは、電気を使ってお湯を作る給湯器です。
貯湯タンクに内蔵されている電熱ヒーターが熱を発することで、水が温められてお湯になります。

電気温水器は、貯湯タンクに給湯したお湯を貯めておくシステムのため、災害などで水道が
止まった際でもタンクに貯蔵している分のお湯を使えます。
また、ガスでお湯を沸かすガス給湯器に比べて、稼働音が静かであり排気やにおいもほとんど気にならない点が特徴です。

ただし、基本的に一日に使えるお湯の量は貯湯タンクに貯めているお湯の量だけとなるため、タンク内のお湯がなくなれば沸かしなおすまでのあいだは水しか利用できません。

電気温水器の種類

一口に電気温水器といってもさまざまな種類があり、タイプによって特徴やメリット・デメリットも変わってきます。
ここからは、電気温水器3種類のタイプそれぞれの特徴を、詳しく解説していきます。

フルオートタイプ

フルオートタイプの電温水器は、ボタンを押すだけでお湯張りや保温、足し湯、追い炊きなどをすべて自動で行ってくれます。
お風呂のお湯の量が少なったときやお湯の温度が下がったときなども、自動で感知して調整してくれるので都度人が確認して調整する必要がありません。

そのため、家族で入浴する時間がずれているご家庭や、家事の手間を軽減させたいという方にはおすすめです。

セミオートタイプ

セミオートタイプは、機能の一部を自動で行ってくれる電気温水器です。
ボタンを押せば自動でお湯張りをしてくれますが、足し湯や追い炊きなどは手動で行わなくてはいけません。

一部の機能を手動で行う必要がある分、フルオートタイプよりも価格が低くなる傾向があり、ランニングコストも低くなるでしょう。
お湯張りが自動でできれば十分という方には、最適なタイプです。

給湯専用タイプ

給湯専用タイプは、単純にお湯だけを作りたいという方におすすめのもので、蛇口を回せばお湯がでてくるというシンプルなタイプです。

追い炊きや保温機能も搭載しておらず、お湯張りや足し湯なども手動で行わなければいけません。
しかし、導入にかかる費用はほかの2つのタイプよりも安く、追い炊き・保温ができない分ランニングコストも抑えられるでしょう。

お湯だけを使えればよいという方や、一人暮らしの方などにはおすすめのタイプだといえます。

電気温水器の電気代

電気温水器の電気代は、電力を供給しているエリアやプランによって異なります。
また、給湯器のタイプや季節などによっても変わってくるため、一概に電気代の相場というものはありません。

しかし、電気温水器の利用を検討しているのであれば、どれくらいの電気代がかかるのか気になるところではありますよね。
そこでここからは、電力を供給するエリアごとでの電気代の目安や、一人暮らしで電気温水器を使った場合の電気代の目安を紹介していきます。

エリアごとの電気代の目安

ここでは一例として、フルオートタイプであるパナソニックの電気温水器「DH-37G5QU」を使った場合にかかる年間の電気代を、エリアごとに紹介します。
以下に、電力エリアごとでの電気代の目安をまとめました。

電力エリア

年間の電気代の目安

料金プラン

北海道電力エリア

約10万8,000円

eタイム3プラス

東北電力エリア

約8万400円

よりそう+シーズン&タイム

東京電力エリア

約10万2,000円

スマートライフL

中部電力エリア

約9万9,600円

スマートライフプラン【夜とく】

北陸電力エリア

約8万2,800円

くつろぎナイト12

関西電力エリア

約8万6,400円

はぴeタイムR

四国電力エリア

約12万6,000円

でんかeプラン

中国電力エリア

約9万1,200円

電化Styleコース

九州電力エリア

約7万8,000円

電化でナイト・セレクト21

上記の表のように、電力エリアによって年間の電気代が変わってきますが、おおよそ7~10万円ほどが目安となります。
ただし、基本的に電気料金は夜間のほうが安い傾向にあるため、お湯を昼間に沸かすことが多いという場合は電気代も高くなる傾向があります。

参照:パナソニック「低ランニングコスト

一人暮らしで電気温水器を使う場合の電気代の目安

一般的に、電気温水器を1か月間使ったときの電気代の目安は約7,000円前後です。
しかし、一人暮らしの場合であればお湯を使う量も少なくなるので、1か月当たりの電気代は約3,000円~5,000前後になります。

もちろん、電気温水器にかかる電力だけで生活を行っているわけではないので、ほかの電化製品を使った場合の電気代も含めた金額が請求されることになるでしょう。

総務省の調査によると、一人暮らし世帯の1か月の電気代の平均は約5,500円前後だといわれています。
そのため、一人暮らしで電気温水器を使っている場合は、電気代の半分以上が給湯にかかっているということがわかります。

参照:総務省「家計調査(家計収支編)調査結果

電気温水器の電気代を節約する方法

電気温水器は電力を使って給湯するため、ガス給湯器を使う場合よりも電気代が高くなることが多いです。
そのため、エアコンや電化製品を併用して使っているときには、思った以上に電気代が高くなってしまうといったケースも考えられるでしょう。

実は、電気温水器の電気代は契約や使い方などによって料金を抑えることも可能です。
以下に、電気温水器の主な6つの節電方法をまとめました。

方法①安い時間帯のプランに変更する

電力会社のプランによっては、時間帯によって電気料金が安くなるものがあります。
プランによっていつ安くなるかは変わりますが、主に夜間や早朝、土日・休日などに安くなる場合が多いです。

そのため、電気温水器の料金を支払う際のプランを変更して、安い時間帯のプランにすることで節電が可能になります。

たとえば、深夜電力プランは電気温水器を含む蓄熱式機器を利用する場合に申し込めるものであり、夜間にお湯を作る際にかかる電気代を大きく抑えられます。
通常の電気料金のプランと同時に申し込めるため、夜間に電気を使うことが多いという場合にもおすすめです。

電気温水器にかかる電気代を根本的に節電できるので、大幅に電気代を抑えたいという方はプランの見直しをしてみるとよいでしょう。

方法②お湯を使う量をなるべく減らす

電気温水器は、貯湯タンクに給湯したお湯を貯めて使う仕組みのため、お湯を使う量を減らせばそれだけ給湯にかかる電気代も抑えられるでしょう。

たとえば、食器を洗うときはお湯を使う前に水につけておくといったことや、節水シャワーに変えるといったことなどで日常的に使うお湯の量を減らせます。
また、お風呂の際にお湯を流しっぱなしにしないといった少しの工夫でも、効果が期待できます。

ただし、人によってはこまめにお湯を止めることや節水シャワーに変えて水圧が弱くなることにストレスを感じるため、注意が必要です。

方法③追い炊きや保温をする回数を減らす

電気温水器のなかには、追い炊き機能や保温機能を持つものもあります。
しかし、追い炊きや保温をする際にも電力を使用して熱を作る必要があるため、電気代が高くなることが考えられます。

そのため、なるべく追い炊きの回数や保温する時間を減らすことで節電になるでしょう。

入浴時間は家族で時間帯を合わせることや、保温シートを使ってお風呂の熱を逃がさないようにするといった工夫で、追い炊きや保温をする回数を抑えられます。

方法④セミオートタイプにする

フルオートタイプの電気温水器を使っていると、自動で保温や追い炊きをするため場合によっては必要がないときにも保温や追い炊きをしてしまうことが考えられます。
とくに、温かい地域の場合や夏の場合であればお湯の温度が下がりにくく、追い炊きや保温が不要であるケースも多いでしょう。

そこで、セミオートタイプの電気温水器であれば追い炊きや保温を手動で行えるので、必要のないときは追い炊きや保温をしないといったことが可能です。
手動で行うことで電気代の管理もしやすくなり、無駄な電気代を削減できます。

方法⑤電源をマメに切る

電気温水器の電源をこまめに切ることでも、節電ができます。
とくに、フルオートタイプの電気温水器の場合であれば、電源がつけっぱなしになっていると意図していないときにも自動で追い炊きや保温を行ってしまいます。

セミオートや給湯専用タイプであれば、自動で追い炊きや保温がされることはありませんが、現在フルオートタイプを使っている場合はすぐに交換することが難しいでしょう。
追い炊きや保温には大きな電力を消費するため、電気代がかさむ原因にもなります。

そこで、お湯を使うとき以外は電源を切っておくようにすることで、不要な電力を消費することなく快適にお湯を使えます。
ただし、冷めたお湯を沸かしなおすときにも電力が必要であるため、入浴する際はなるべく家族で時間帯を合わせることがおすすめです。

方法⑥お湯切れに気を付ける

電気温水器は、基本的に電気代の安くなる深夜にかけて一日分のお湯を給湯し、貯湯タンクに貯めておく仕組みになっています。
しかし、大量のお湯をつかったときなどでタンク内のお湯を使い切ってしまえば、お湯切れを起こすことが考えられるでしょう。

その際、新しくお湯を沸き増ししなければいけないのですが、昼間などの電気代が高い時間帯にお湯切れを起こしてしまうと想定よりも電気代が大きくかかってしまいます。
節電をするのであれば、お湯切れを起こして沸き増しをしないようにお湯を使うことが重要です。

お湯切れになる主な原因としては、一日に何度も浴槽のお湯を張り替えるといったことなどが挙げられます。
そのため、なるべくお湯の温度を下げないことやお湯を汚さないような工夫をするとよいでしょう。

電気温水器とエコキュートの違い

電気温水器とよく似た給湯設備として、エコキュートがあります。
エコキュートはお湯を沸かす際に使うエネルギーを極力抑えて、省エネで使えることを目的とした給湯設備です。

しかし、具体的に電気温水器とどのような違いがあるのかわかりにくいですよね。
ここからは、電気温水器とエコキュートの主な3つの違いを、詳しく解説していきます。

違い①お湯の沸かし方

電気温水器とエコキュートの違いの1つとして、お湯を沸かす仕組みが異なることがあります。

電気温水器の場合、貯湯タンクに内蔵されている電熱ヒーターに電気を流すことで熱を発生させ、水を温めてお湯にするという仕組みです。
エコキュートの場合は、ヒートポンプユニットと呼ばれる設備を利用して大気中にあるCO2を圧縮させて熱を発生させ、水を温めるという仕組みになっています。
ヒートポンプユニットで温められた水は貯湯タンクに貯められ、お湯として利用ができます。

電気温水器もエコキュートも電気を使ってお湯を作るという点は変わりませんが、エコキュートは電気温水器よりも少ない電力での給湯が可能です。
そのため、電気代も大きく抑えられるでしょう。

違い②電気代の差

電気温水器とエコキュートでは、設置するための初期費用や電気代にも大きな差があります。
以下に、それぞれの初期費用と1か月あたりにかかる電気代の目安をまとめました。

 

初期費用

1か月あたりの電気代

電気温水器

約30万円

約6,000円

エコキュート

約60万円

約2,000円

 

上記の表のように、初期費用に関しては電気温水器のよりもエコキュートのほうが約2倍近くの費用がかかります。
理由としてはエコキュートの場合、給湯機器や貯湯タンクのほかにもヒートポンプユニットが必要になるからです。

しかし、1か月あたりにかかる電気代をみたときに、エコキュートの電気代は電気温水器の約1/3しかかかりません。
エコキュートは省エネを目的に作られた給湯設備であるため、初期費用は高いものの毎月の電気代を大きく抑えることができるでしょう。

違い③設置するスペース

電気温水器とエコキュートを設置する場合、屋外にある程度広いスペースが必要になります。
設置する機器のタイプによって必要となるスペースは異なりますが、電気温水器を設置する場合は約60cm四方の空間を確保しなければいけません。

多くの電気温水器は、角型か円柱型の構造をしているため、横幅だけではなく奥行きもある程度のスペースがないと設置できないでしょう。

エコキュートの場合は、各種給湯設備のほかにもヒートポンプユニットを設置しなければいけないため、電気温水器を設置する場合よりも約2倍のスペースが必要です。
ただし、エコキュートには薄型タイプと角型タイプがあり、薄型タイプを設置するのであれば奥行きが狭くても設置が可能です。

また、マンションに設置する場合と戸建て住宅に設置する場合で必要となるスペースも変わってくるので、事前に専門業者に現地調査をしてもらうことをおすすめします。

電気温水器よりエコキュートのほうが節電効率がよい

電気温水器とエコキュートではそれぞれで特徴が異なりますが、節電効率の面で考えるのであればエコキュートのほうが大きく電気代を抑えられます。

エコキュートは初期費用こそ大きいものの、その後のランニングコストである電気代は電気温水器の1/3程度に抑えられるため、節電効果が高いです。
エコキュートの寿命は約10年間であるため、電気温水器を10年間使い続けた場合にかかる電気代と比べると、約48万円のコストカットが可能です。

また、料金の安くなる夜間での沸き増しを行うことや、エコキュートに搭載されている節電機能などを使うことで、さらに電気代を抑えることもできるでしょう。

電気温水器の節電のために契約プランを見直そう

いかがでしたでしょうか?

電気温水器は、貯湯タンクに内蔵された電熱ヒーターが水を温めることで給湯する設備です。
電気温水器を1か月使った場合の電気代は約7,000円ですが、地域や季節、使い方などによってさらに高くなることも考えられます。

電気温水器にかかる電気代を抑えるためには、料金単価の安い深夜の電力プランにすることや、使い方を見直して節電する工夫をするといったことが挙げられます。
また、省エネで節電効率のよいエコキュートに交換する方法も、おすすめです。

電気温水器やエコキュートを設置する場合は、専門業者に依頼する必要があるので信用のできる専門業者を見極めて依頼しましょう。

 

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