寒冷地仕様のエコキュートとは?特徴や注意点

寒冷地仕様のエコキュートとは?特徴や注意点


2021.10.21

エコキュートは割安な夜間電力を使用してお湯を沸かし、ランニングコストが経済的な給湯器です。
しかし、一般的なエコキュートと寒冷地で使われるエコキュートでは仕様が異なるのはご存知でしょうか?

そこで今回は、寒冷地でエコキュートの導入を検討されている方に向けて、寒冷地仕様のエコキュートについて説明していきます。

寒冷地仕様のエコキュートとは

寒冷地仕様のエコキュートとは、特定の寒い地域に特化したものです。
基本的に、エコキュートは一般地仕様と寒冷地仕様の2種類に分けられますが、寒冷地では外気温が低く一般地仕様のエコキュートがうまく機能しません。
そのため、寒冷地では寒冷地仕様のエコキュートを使う必要があります。

というのも、一般地仕様のエコキュートは配管や貯湯タンクに水が貯まる仕組みになっていますが、寒冷地で使うと水が凍結して配管や貯湯タンクにダメージを与えてしまうからです。
そのため、エコキュートを寒冷地で導入するときには、必ず寒冷地仕様かどうかを確認して購入しましょう。

寒冷地に該当する地域

寒冷地とは、最低気温が-10℃を下まわる地域を国土交通省が定めた地域です。
具体的には、北海道・東北・甲信越・北陸・山陰地方の一部となります。

寒冷地では、エコキュートを含むさまざまな機器に影響を及ぼすため、環境に適した仕様の機器を設置する必要があります。

寒冷地仕様のエコキュートの特徴

外気温の低い過酷な環境に強い

一般的なのエコキュートは、主に内陸地での使用を想定しているため、外気温が-10℃を下回ると機能しなくなります。
その点、寒冷地仕様のエコキュートであれば、外気温が-20℃から-25℃までであれば問題なく使うことができます。

ただし、寒冷地仕様のエコキュートにも限界はあり、外気温が-20℃から-25℃を下回ると機能しなくなってしまいます。

凍結防止機能がある

一般地仕様のエコキュートであれば、外気温が低くなるとヒートポンプユニットと貯湯ユニットが凍結して使えなくなってしまうことがあります。
そのため、寒冷地仕様のエコキュートには凍結防止運転機能が備わっており、エコキュート内部の水やお湯が凍らないようにしています。

さらに、貯湯ユニットは内部が凍らないように凍結防止ヒーターが内蔵されているため過酷な環境下でも機能し続けることができます。

寒冷地仕様のエコキュートを使用する上での注意点

省エネ設定にしていると湯量が足りなくなる

エコキュートは大気の熱を用いてお湯を作るため、外気温が高い程給湯効率が上がり、外気温が低いほど給湯効率が下がるという特徴があります。
外気温が低い寒冷地の冬場は給湯効率が低くなってしまうため、省エネ設定にしていると沸かす湯量を自動で減らしてしまいます。

足りない湯量を補おうとすると、今度は電気料金の高い昼間にもお湯を沸かしてしまうため、かえって電気代が高くなってしまうこともあります。

寒波や雪に弱い

寒冷地仕様のエコキュートでも、外気温が-20℃から-25℃を下まわるとうまく機能しません。
そのため、寒波が強いと使用できなくなることもあります。

また、エコキュートを屋外に設置する場合は防雪対策も必要になります。
特にヒートポンプユニット内に雪が入り込んだり、ユニットの底に雪が接したりすると給湯効率が極端に下がってしまうので対策をしっかりしましょう。

エコキュートのお湯がぬるいと感じた場合の対処法

こちらの記事では、エコキュートのお湯がぬるくなってしまう原因とぬるくなってしまったときの対処法を解説します。
エコキュートを使っていると、お湯がぬるいと感じるときはないでしょうか?
お湯がぬるいと入浴や日常生活に支障が出てしまい、困ってしまいますよね。
ぜひこちらの記事で原因や対処法を確認しご活用ください。

エコキュートのお湯がぬるいと感じた場合の対処法

寒冷地仕様のエコキュートは-20℃までは問題なく使える

いかがでしたでしょうか。

寒冷地仕様のエコキュートは一般的に使われているエコキュートとは違い、寒い地域に特化した仕様になっています。
しかし、耐久限界値が外気温-20℃~25℃のため、寒波など極端な寒さのときには機能しないケースもあります。

エラー解決隊では、エコキュート、電気温水器、給湯器の修理・交換を承っております。
全国でのスピーディーかつ丁寧な対応、無料見積もり・24時間のお問合せを受け付けております。
エコキュート、電気温水器、給湯器の修理・交換ならエラー解決隊にお任せ下さい!!

エコキュートが故障して困っている方へエコキュートのエラーコード一覧表はこちら!!

コラム一覧へ戻る▶

ページトップ