電気温水器とエコキュートの違い・メリットとデメリット

電気温水器とエコキュートの違い・メリットとデメリット


2022.02.15

電気温水器とエコキュートの違い、ご存知ですか?
どちらも同じ電気を使ってお湯を沸かす給湯器としてひとくくりにされがちですが、内部の仕組みや消費電力が大きく異なっています。

本記事では電気温水器とエコキュートの違いを詳しく解説します。

電気温水器とエコキュート、それぞれのメリットやデメリットについても紹介します。
電気温水器からエコキュートへの買い替え・交換を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください!

電気温水器とは

電気温水器はその名の通り、電気を使ってお湯を沸かす機器です。
電気水温器の種類やタイプ、容量について説明します。

電気水温器の種類

家庭用の電気温水器の種類は、お湯を沸かす構造によって下記の2つに分けられます。

  • 瞬間式
  • 貯湯式

それぞれの仕組みを詳しく解説するとともに、メリット・デメリットも紹介します。

瞬間式の電気温水器のメリット・デメリット

瞬間式の電気温水器は、給湯栓を開くと同時に、お湯が瞬時に加熱される仕組みです。
瞬間式の電気温水器のメリットは下記の通りです。

  • 給水圧とほぼイコールの給湯圧が得られる
  • 湯切れが起きない
  • 省スペース

瞬間式では、給水と給湯が同時に行われるため、かなりの水圧が保てます。
また、お湯を貯めておくタンクがない分コンパクトで、湯切れは起きません。

続いて、瞬間式のデメリットを見ていきましょう。

  • お湯を貯めておけない
  • 大きな電気設備容量が要る

瞬間式の電気温水器は、タンクがなく、コンパクトに設置できる一方、お湯を貯めておけないデメリットがあります。
タンクがあれば停電時にもお湯が使える場合が多いのですが、瞬間式にはそもそも貯めておくタンクがありません。

また、瞬間式では瞬時に水を熱してお湯にしています。
水を瞬時に熱してお湯に替えられるだけの大きな電気設備容量が必要です。

そのため、ビルの給湯室や工場の事業所、スーパーや飲食店など、ある程度の電気設備がある場所で瞬間式の電気温水器は使われています。

貯湯式の電気温水器のメリット・デメリット

貯湯式の電気温水器には貯湯タンクがあります。
貯湯タンクの中に水を貯めてから、内蔵されたヒーターでお湯を沸かす仕組みです。
一般家庭では、瞬間式よりも貯湯式の電気温水器の方が広く使われています。

貯湯式の電気温水器のメリットは下記の通りです。

  • ヒーター容量が小さくランニングコストが低い
  • お湯を貯めておける

瞬間式と違ってヒーターで徐々に水を温めていくため、ランニングコストは瞬間式よりも低いです。
また、タンク内に沸かしたお湯を貯めておけるため、停電や災害時にもお湯を利用できます。

続いて、貯湯式のデメリットを紹介します。

  • 湯切れが起きる
  • 場所を取る
  • 水圧が低い

貯湯式では、タンク内のお湯がなくなってしまう「湯切れ」が起こります。
湯切れが起こると、次にお湯が沸くまで待たなければいけません。

また、貯湯式では瞬間式と違ってお湯を貯めておくタンクが必要な分、設置場所を取ります。
瞬間式の電気温水器では、給水圧と給湯圧はほぼイコールのため、強い水圧が保てます。

一方、貯湯式ではタンクに貯めておいたお湯を給湯するため、給水圧がかかりません。
その分水圧は弱まってしまいます。

電気温水器のタイプ

電気温水器のタイプは、下記の3つに分かれます。

  • 給湯専用
  • オートタイプ
  • フルオートタイプ

それぞれの機能を詳しく解説します。

給湯専用

給湯専用タイプの電気温水器の機能は、とてもシンプル。
お湯はりから完了までの機能しかありません。
保温や追い焚き機能はついておらず、光熱費を抑えられます。

導入時の初期費用も安く、シンプルに使えるため、湯船にあまりつからない方やシャワーで済ませることの多い方にはぴったりなタイプといえるでしょう。

オートタイプ

オートタイプの電気温水器は、お湯はりを自動で行うタイプのものです。
保温や追い焚きといった機能はついておらず、差し湯や足し湯も手動で行わなければなりません。

しかし、次に紹介するフルオートタイプよりもシンプルな構造で、故障のリスクが低く、長持ちします。
保温や追い焚き機能がついていない分、フルオートタイプよりもランニングコストも低いです。

お湯はり後すぐにお風呂に入る方や、差し湯や足し湯を手間と感じない方は、オートタイプでも充分かもしれません。

フルオートタイプ

フルオートタイプはボタンひとつでお湯はりから保温を行ってくれる優れもの。
水位やお湯の温度が一定以下になると、自動で足し湯や追い焚きをしてくれる機能もついています。
フルオートタイプの電気温水器を導入すれば、いつでも快適にお風呂を楽しめます。

お風呂に入るタイミングがばらばらの家庭や、家事の手間を省きたい方にはぴったりのタイプです。
ただし、ランニングコストは高くつきますし、機能が充実している分内部構造は複雑で、故障が起きやすいというデメリットもあります。

電気温水器の容量

続いて、使用人数に応じた貯湯式電気温水器のタンク容量の目安を紹介します。

  • 1~2人:150~250L
  • 2~3人:200~300L
  • 3~4人:300~400L
  • 4~5人:450L以上
  • 5~7人:550L以上

上記で紹介したタンク容量はあくまで目安です。
1人暮らしであっても、1日に何度もシャワーを浴びたり、入浴したりする場合は、目安よりも大きな容量を選んだ方が良いでしょう。

電気温水器のメリットとデメリット

電気温水器の種類やタイプ、容量を説明してきましたが、電気温水器を使用するメリットやデメリットはいったい何なのでしょうか?
メリット・デメリット、それぞれ見ていきましょう!

電気温水器のメリット

電気温水器を使用するメリットは、下記の通りです。

  • ガス給湯器よりも耐用年数が長い
  • ランニングコストが比較的抑えられる
  • 災害時にもお湯が使える
  • 使用してもうるさくない

ひとつずつ詳しく解説します。

ガス給湯器よりも耐用年数が長い

ガス給湯器は、配管を直接火で温めてお湯を作る仕組みの給湯器です。
火が直接当たる配管部分の劣化が早いため、ガス給湯器の寿命年数は電気温水器の約半分といわれています。

給湯器の本体価格や交換時にかかる工賃は高額のため、耐用年数が長い方がお得ですね!

関連記事>>電気温水器の寿命年数(耐用年数)は何年

 

ランニングコストが比較的抑えられる

貯湯式の電気温水器では、電気使用料の安い深夜にまとめてお湯を作っています。
その都度お湯を温めているわけではないため、ランニングコストは低めといえます。

災害時にもお湯が使える

貯湯式電気温水器のタンク内には、基本的にお湯が保温されています。
地震などの災害が起きた場合でも、タンクが破損しなければお湯を使えます!

使用してもうるさくない

電気温水器では、内部のヒーターで水を温め、お湯を沸かしています。
電気料金の安い深夜にお湯を沸かして貯めている間も、音はしません。

電気温水器のデメリット

電気温水器を使用するデメリットは、下記の通りです。

  • 本体価格・設置工賃が高い
  • 設置場所を確保しなければならない
  • 湯切れが起きる
  • 水圧が低い

上記は主に貯湯式電気温水器のデメリットとなります。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

本体価格・設置工賃が高い

電気温水器の本体価格は、もっともシンプルな給湯専用タイプであっても100,000円ほどします。
最新式の電気温水器であれば当然、より高額になります。

また、電気温水器の設置の際は、配管工事や電気配線工事が必要です。
国家資格を持った業者によって行わなければならないため、設置時の費用もかかります。

設置場所を確保しなければならない

貯湯式電気温水器には、沸かしたお湯を貯めておくためのタンクがついています。
このタンクはかなり幅を取るため、ある程度の設置場所を確保しなければなりません。

湯切れが起きる

お湯を使いすぎてしまった場合などに、タンク内のお湯が枯渇する、いわゆる「湯切れ」が起こります。
次にお湯が沸くまで待たなければならないのは、不便でしょう。

水圧が低い

貯湯式電気温水器では、貯めておいたお湯が給湯されます。
瞬間式であれば給水圧と給湯圧はほぼイコールなのですが、貯湯式電気温水器では給水圧がかからないため、その分水圧は弱くなります。

電気温水器とエコキュートの違い

電気温水器とエコキュートの違いについて、説明します。

一目瞭然な外見的な違いは、ヒートポンプユニットの有無です。
電気温水器には貯湯タンクしかありませんが、エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットがセットになっています。
ヒートポンプユニットはエアコンの室外機のような見た目をしています。

このヒートポンプユニットこそが、エコキュート最大の特徴。
ヒートポンプユニットで空気中の熱を取り込んで圧縮し、水に伝えてお湯を沸かすのがエコキュートの仕組みです。

電気でヒーターを温めてお湯を沸かす電気温水器よりも、エコキュートでは効率良くお湯を沸かせます。
電気温水器と比較すると、エコキュートの消費電力は約3分の1!
電気温水器からエコキュートに買い替える方が多いのも、うなずけますね。

関連記事>>エコキュートの仕組、ヒートポンプユニット・貯湯ユニットとは

 

エコキュートのメリットとデメリット

エコキュートの仕組みが分かったところで、次に気になるのはメリット・デメリットですよね。
果たしてエコキュートにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

エコキュートのメリット

エコキュートのメリットは下記の通りです。

  • 電気代を節約できる
  • 環境にやさしい

エコキュートでは、ヒートポンプユニットで大気中の熱エネルギーを利用して、電気温水器よりも効率良くお湯を温められます。
消費電力は電気温水器の約3分の1です。

消費電力が少ないため、視野を広くすると環境にやさしい給湯器であるといえます。

エコキュートのデメリット

続いて、エコキュートのデメリットを紹介します。

  • 広い設置スペースが必要
  • 初期費用が高額

エコキュートを取り付ける際、貯湯タンクに加えてヒートポンプユニットを設置するスペースが必要になります。
電気温水器の設置場所よりも大きな場所を確保しなければなりません。

また、電気温水器と比べて、エコキュートの本体価格は高く設定されています。
さらに、最初の導入時には追加工事が必要になる場合も多く、工賃もかさみます。

関連記事>>エコキュートのメリット・デメリットと選ぶポイント

 

電気温水器とエコキュートの寿命

電気温水器からエコキュートに交換を検討している方は、寿命年数(耐用年数)が気になるのではないでしょうか。
電気温水器とエコキュート、それぞれの平均的な寿命年数を紹介します。

  • 電気温水器の寿命年数:約10~15年
  • エコキュートの寿命年数:約10年

どちらも使用頻度や設置場所の環境、定期点検やメンテナンスの有無によって、寿命年数が左右されます。
エコキュートの方が5年ほど短く感じますが、正しい使い方で定期点検を怠らなければ、長持ちさせられますよ。

反対に、15年持つといわれている電気温水器でも、メンテナンスをしていない場合は、劣化による故障が起きやすくなります。

関連記事>>エコキュートの耐用年数と寿命を延ばすコツ

 

電気温水器からエコキュートにするメリットとデメリット

電気代を大幅に節約できるため、電気温水器からエコキュートへの買い替えを検討している方も多いでしょう。
エコキュートに替えると、電気料金以外のメリットはあるのでしょうか?
デメリットも知っておきたいところですよね。

電気温水器からエコキュートに買い替えるメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

電気温水器からエコキュートにするメリット

電気温水器からエコキュートへ交換するメリットは下記の通りです。

  • 電気代が安くなる
  • 機能が充実している

電気温水器からエコキュートへ替える際の大きなメリットは、やはり電気代を節約できる点でしょう。
電気温水器の約3分の1の消費電力で、同じ量のお湯が沸かせるのは魅力的ですよね。
電気料金の節約のために、エコキュートへの買い替えを検討している方も多いのではないでしょうか。

エコキュートは電気温水器と比べて機能面も充実しています。
シャワーの水圧を上げられたり、マイクロバブルという泡を出す機能がついていたりと、選ぶ楽しさもありますよ。

快適なバスタイムを楽しむために、最新機能のついたエコキュートを選ぶ方も多いようです。

電気温水器からエコキュートにするデメリット

導入に際して、メリットばかりに思えるエコキュート。
しかし、デメリットとして初期費用の高さが挙げられます。

多くの電気温水器の本体価格が100,000円程度であるのに対し、エコキュートの本体価格は200,000~350,000円程度と高額です。
また、電気温水器を使用していたご家庭では、エコキュート導入時に追加工事を行わなければならず、その分工賃が発生します。

電気代が3分の1程度に抑えられるため、長い目で見ればお得なエコキュートですが、導入時にまとまったお金がかかることだけは覚悟しなければなりません。

電気温水器からエコキュートにする際の費用相場

電気温水器からエコキュートに交換する場合の費用の相場を紹介します。

  • エコキュート本体価格:200,000~350,000円
  • 工事費:100,000~150,000円
  • 電力会社への申請費用:20,000~40,000円

電気温水器からエコキュートに替える場合、トータルで少なくとも300,000円以上用意しておかなければなりません。

既存の電気温水器の配管が劣化していなければ、そのまま使えるため、その分費用は抑えられます。
しかし、エコキュート用に新たな配管、ブレーカー、電気配線をひかなければならないため、追加工事が必要になる場合がほとんどです。

住宅やマンションの立地や間取りによっては、搬入にクレーンを使ったり、搬入作業員を増やしたりしなければならず、さらに工賃がかさむ場合もあります。
必ず事前に業者に来てもらい、見積もりを出してもらいましょう。

エコキュートを導入する場合、電力会社に契約変更申請をしなければなりません。
この申請費用は修理業者やお住まいの地域によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

電気温水器からエコキュートにする場合は、必ず複数の業者から見積もりを取って比較しましょう。
相場よりも高すぎず、安すぎない業者を選ぶのがポイントです。

エコキュートの設置・取り付けを依頼する業者は、アフターサービスや保証内容が充実しているところを選びましょう。
稀ではありますが、エコキュート導入時に初期不良や不具合が起きる場合があります。

トラブルが起きた際にも対応してもらえる、信頼できる業者を選んでくださいね!

関連記事>>エコキュートの交換・取替にかかる費用や時間

 

家計にも地球にもやさしいエコキュートに交換しよう!

いかがでしたでしょうか。

電気温水器と比べて、エコキュートは約3分の1の消費電力のため、大幅に電気代を節約できます。
CO2削減にも寄与し、地球にも家計にもやさしい給湯器といえるでしょう。

エコキュートの本体価格は電気温水器の2倍以上と高額で、導入時にはまとまった金額が必要になります。
しかし、電気代が大幅に節約できるため、定期的に点検やメンテナンスを行い、長く使えば使うほどお得になるのです!

設置から10年以上経過した電気温水器を使っていたり、電気温水器の不調を感じていたりする場合は、この機会にエコキュートを導入してはいかがでしょうか?

 

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