エコキュートの交換・取替にかかる費用や時間
2021.09.29
エコキュートの利用中に「お湯が出ない」「お湯の温度が安定しない」などのトラブルを経験したことがある方は多いでしょう。
エコキュートはほとんどの方が毎日使うものなので、長年使用していると経年劣化による不具合が出てくることがあります。
いざという時に慌てないように、エコキュートの交換についての知識を得ておくと冷静に対処できるでしょう。
この記事ではエコキュートの交換工事や費用の相場についてまとめています。
また現在、電気温水器をお使いの方で、エコキュートへの交換を検討されている方へ交換の費用相場も解説しています。
ぜひ、あわせて参考にしてください。
エコキュートの寿命
エコキュートの寿命は設置から10年がひとつの目安です。
ただし、使用環境によって大きく異なるので10年で必ず壊れてしまうというわけではありません。
エコキュートには大きく分けて「ヒートポンプ」と「貯湯タンク」の2つの部位があります。
それぞれの特徴と寿命について以下で解説します。
ヒートポンプの寿命
ヒートポンプの寿命は5年~10年が目安です。
エコキュートの特徴であるヒートポンプ機能は、外の熱気を集めて圧縮し熱交換器でお湯を沸かします。
いわゆる電化製品であるため長く使用を続ければ寿命を迎えることは避けられません。
お湯を沸かす要の部分なのでヒートポンプが壊れると給湯器としての機能を果たせなくなってしまいます。
修理という方法もありますが10年近く経過している場合は寿命の可能性が高いので、交換が必要でしょう。
各メーカーでは購入時に初期の保証期間が定められていて、ヒートポンプ部分は3年前後の保証がついている場合が多いです。
初期段階よりも経年劣化してから不具合がでる可能性があるので、延長保証があれば付けておくと安心でしょう。
貯湯タンクの寿命
貯湯タンクの寿命は10~15年が目安です。
貯湯タンクはその名のとおり、沸かしたお湯を貯めておくための設備でステンレス製の素材が多く、サビや汚れにも強くなっています。
構造上、ヒートポンプに比べて丈夫ではありますがタンク内の掃除など定期的なメンテナンスは必要です。
タンク自体はお湯を貯めておく入れ物のような役目なので、突然壊れるという可能性は低いでしょう。
すぐに交換が必要なケースは落石やその他の原因による外的な破損などがあげられます。
長い期間タンクを使用していると臭いやお湯の汚れがでてくることもあるので、ヒートポンプを交換する際には併せて貯湯タンクも取り換えるのが望ましいでしょう。
エコキュート交換にかかる費用相場
エコキュートを交換したい場合、工事にかかる費用はどのくらいなのでしょう。
「現在エコキュートをお使いの方が新しいエコキュートへ交換する場合」と、「現在は電気温水器を使用中の方がエコキュートへ交換する場合」、それぞれのケースでの費用相場を解説します。
エコキュートを新品に交換する場合の費用相場
現在エコキュートを利用中の方が、新品のエコキュートへ交換する際の費用相場は30~60万円が目安です。
容量の大きさ、機種の性能により異なるので正確な金額は見積りをしてもらう必要があるでしょう。
交換にかかる費用は「エコキュート本体代金」と「設置にかかる工賃」の合計が基本となります。
設置の工賃は特殊な場合をのぞき10~15万円程度が目安で、本体はメーカーや機種によって20~50万円以上と幅があります。
工賃は基本的な設置に加えて古いエコキュートの処分費用も含んだ合計額の目安です。
設置する場所がトラックの進入ができない場所や難しい設置方法が必要な場合はクレーンを使っての運搬になり、追加料金がかかる場合もあるでしょう。
電気温水器からエコキュートへ交換する場合の費用相場
電気温水器からエコキュートへ交換する際の費用相場は30~60万円が目安です。
エコキュートの本体価格は前述のとおり機種により大きく変わるので、選んだ機種により総額が決まります。
電気温水器の設置時には家屋まで配管を通しているため、問題がなければそのまま同じ配管を利用できます。既存の配管を利用できれば新設で設置するより工賃は安くなるでしょう。
電気温水器から交換の場合は、別途で撤去するための費用が追加されることもありますが、トータル費用はエコキュートからの交換とそれほど大きな差がない場合が多いでしょう。
エコキュート交換にかかる時間
特に冬場などは短時間でもお湯が使えないと不便なので、事前に作業時間を確認して生活に支障がでないよう準備しておくとよよいでしょう。
既存のエコキュートから交換の場合と、新規でエコキュートを設置する場合に分けて解説します。
新しいエコキュートへ交換する場合の作業時間
すでに設置されているエコキュートを新しいものに取り換える場合の作業時間は半日~1日が目安です。
交換の場合は設置場所が確保されているので比較的スムーズな作業となるでしょう。
ただし、工事の依頼をしてから実際の工事日までは在庫状況や予約の混雑具合により時間がかかることもあります。
エコキュートの本体は取り寄せには最短でも2~3日はみておく必要があります。
電気温水器からエコキュートへ交換する場合の作業時間
はじめてエコキュートを設置する場合の作業時間は2日間が目安です。
エコキュートを設置するためにはしっかりと安定した地盤が必要なため、まずは基礎工事を行います。
基礎工事に1日かかり、さらに次の1日で配管工事や電気系統の配線など整えて、室内の機器と連携をさせます。
2日目の作業が終わればその日のうちにお湯を使えるでしょう。
エコキュートを交換するときのポイント
エコキュートを交換する際に知っておくべき2つのポイントを解説します。
機械は突然故障してしまうと早急な修理や交換が必要となり、じっくり検討する時間が取れないことも。
エコキュート本体や交換工事は安価なものではないので、正しく選べるように大事なポイントを知っておくと役立つでしょう。
自宅に合った機種を選ぶ
エコキュート本体は各メーカーからさまざまな機種が発売されていますが、そのなかから自宅にもっとも合う機種を見つけることが大事なポイントです。
〈エコキュートの選び方〉
・使う湯量に合った機種を選ぶ
・設置する場所に合う機種を選ぶ
・お風呂の機能に合わせて選ぶ
エコキュートは貯湯できるタンクの容量がそれぞれ違うので、使う湯量を確かめてタンクの大きさを決めるとよいでしょう。
また設置場所に合った大きさであるかという点や、お風呂の沸かしなおしなど必要な機能がついているかという点もチェックしておくべきポイントです。
交換の際には慎重な業者選びを
エコキュートの交換は自分では行えないので業者に依頼する必要があります。
その際に優良な業者を見極めることも大切なポイントです。
なかには高い工事料金を請求したり、適当な工事を行ったりする業者もいます。
そうした業者に当たらないように、事前によい業者をリサーチしておくことがオススメです。
まずは見積書を提出してもらい工事内容をよく確認しましょう。
問い合わせにもスムーズに応対してくれる業者だと安心して依頼できます。
エコキュートの電気代の平均と節約する方法
こちらの記事では、本記事では、エコキュートの電気代の平均と節約する方法を紹介しております。
エコキュートの電気代はどれくらいで、本当にエコキュートにすると電気代が節約できるのか、疑問に感じている方もいることでしょう。
詳しく知りたい方は、是非こちらの記事を参考にしてみてください。
10年以上使用しているエコキュートは交換がオススメ
いかがでしたでしょうか。
本記事をお読みいただくことで、エコキュートの寿命や交換の費用などについてご理解いただけたと思います。
給湯器は大切なライフラインのひとつなので、いざという時に困らないように早めのメンテナンスや交換の検討をしておくとよいでしょう。
新しく発売されたエコキュートには便利な機能も増えているので設置から10年近く経っている場合は修理よりも交換がおすすめです。
長く使うものなので壊れてから急いで選ぶのではなく、時間をかけてじっくりと選べると後悔することも少ないでしょう。
まずは一度、見積りをしてみてはいかがでしょうか。
エラー解決隊では、エコキュート、電気温水器、給湯器の修理・交換を承っております。
全国でのスピーディーかつ丁寧な対応、無料見積もり・24時間のお問合せを受け付けております。
エコキュート、電気温水器、給湯器の修理・交換ならエラー解決隊にお任せ下さい!!