エコキュートのお湯がぬるいと感じる原因と対処法

2021.10.20

エコキュートを使っていると、お湯がぬるいと感じるときはないでしょうか？
お湯がぬるいと入浴や日常生活に支障が出てしまい、困ってしまいますよね。

そこで本記事では、エコキュートのお湯がぬるくなってしまう原因とぬるくなってしまったときの対処法を解説します。

エコキュートのお湯がぬるくなる原因

エコキュートのお湯がぬるくなる原因は、主に以下の6つにあります。

それぞれで原因が異なるため、対処法も違ってきます。
まずは原因を知ったうえで、対処法を確認していきましょう。

エコキュートのお湯がぬるくなる原因の1つとしては、蛇口かリモコンの設定温度が低いことが考えられます。

まず、対処法としては蛇口の温度調整ハンドルの給湯温度を高くしてみましょう。
ただし、サーモスタットタイプの混合水栓（蛇口）の場合、蛇口の給湯温度を高くしても出てくるお湯の温度がぬるいときがあります。

蛇口の温度調整ハンドルを調整してもお湯がぬるい場合はリモコンの方の設定温度を高くしましょう。
使用したい温度より5℃から10℃程高めに設定してみてください。
リモコンの設定温度は最大で50℃から60℃までに調節できます。

洗面所やキッチン、お風呂などの違う場所で同時にお湯を使うとお湯がぬるくなったり、お湯の勢いが悪くなったりします。

これはエコキュートの性質上よくあることなのですが、基本的に一時的なものとなります。
そのため、お風呂に入っているときは洗い物をしないといったお湯を使う時間帯をずらすといった工夫をすることで解消されるでしょう。

冬の外気温が低い日には配管が冷えたり、凍結したりする場合があります。
配管が冷えると、エコキュートで作られたお湯が蛇口に届くまでにぬるくなることがあります。

特にエコキュート本体の設置場所からお湯の出る場所までの距離が長い場合はぬるくなりやすいです。

配管が凍結した場合は外の気温が高くなるのを待ち、自然解凍するのを待ちましょう。
凍結を防ぐ対策としては、配管に凍結防止ヒーターを巻くことが有効です。

貯湯ユニット内のお湯が不足している場合、お湯がぬるくなってしまうことがあります。
まずは貯湯量が不足していないかをリモコンの貯湯量表示を見て確認してください。

貯湯量が不足している場合、タンク湯増しまたは沸増しスイッチを押してお湯を溜めましょう。
仮にタンク湯増しまたは沸増しスイッチを何度も押して対処しなければならないときは、運転モードと沸上げモードを変更してみてください。

洗面所やキッチンの蛇口やお風呂のシャワーなど特定の場所だけでお湯がでなかったり、ぬるく感じたりする場合は蛇口が故障している可能性があります。

その場合、蛇口の修理・交換をするとお湯がしっかりと出ると考えられます。
蛇口の修理・交換はエコキュートのメーカーや給湯器の修理業者では請け負うことができないため、水回りの修理業者に依頼しましょう。

上記5つ以外の原因が当てはまらない場合はエコキュート本体が故障していることが考えられます。
エコキュートが故障する原因としては、経年劣化や汚れの堆積による故障、ヒートポンプの稼働効率が悪くことなどが考えられます。

エコキュートの耐用年数は、5～15年といわれており長期間使い続けると経年劣化によりエコキュートが故障します。
また、定期的にお手入れをしないと汚れが溜まり故障の原因ともなります。

こちらの記事では、寒冷地仕様のエコキュートについて説明していきます。

エコキュートは割安な夜間電力を使用してお湯を沸かし、ランニングコストが経済的な給湯器です。
しかし、一般的なエコキュートと寒冷地で使われるエコキュートでは仕様が異なるのはご存知でしょうか？

寒冷地でのエコキュート導入を検討されている方やその違いについてご興味がある方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

いかがでしたでしょうか。

エコキュートがぬるくなるのにはさまざまな原因があり、意外と盲点だった対処法などもあったかと思います。
リモコン一つで解消できることもあれば、業者に修理してもらう必要があることもあります。

お湯がぬるいのは必ずしも故障している訳ではないので、まずはぬるくなった原因をとらえ、適切な対処を施しましょう。

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